訪問看護・リハログ

自粛生活で体力が弱っていませんか?身近な事がいい運動になる!

タモ
タモ
こんにちは。タモらぼ管理人の作業療法士のタモです
後輩ちゃん
後輩ちゃん
こんにちは。タモさんの後輩作業療法士の後輩ちゃんです
タモ
タモ
後輩ちゃんは最近運動はやってる?
後輩ちゃん
後輩ちゃん
コロナのせいで休みの日はほとんど引きこもりで運動不足です・・・
タモ
タモ
僕が訪問している利用者さん達もあまり外に出なくなって体力や筋力が弱っている方が多いんだ
後輩ちゃん
後輩ちゃん
デイサービスとかは密になりやすいから行かなくなった方もいますよね
タモ
タモ
そこで今回は、自宅出来る活動や家事を運動として紹介していくね

活動自粛による弊害

コロナ感染への不安や予防の為にあまり外出をしなくなった方は多いのではないでしょうか?

特に高齢者や障がいのある方は、活動や外出の自粛によって、身体を動かすことが少なくなってしまうとすぐに体力や筋力の低下に繋がってしまいます。

そうなってしまうと以前は疲れずに出来ていた事が出来なくなったり、ちょっとの段差で足をとられて転倒しやすくなったりと暮らしの中での危険が高くなります。

運動が苦手な方、続かない方へ

最近は、健康志向から運動習慣を持っている高齢者が増えていますが、大半の方は運動習慣がないと思います。

運動習慣と聞くと

「ジムに通う」「スポーツを始める」「毎日散歩を1時間する」など普段運動しない人がこういった習慣を持つのはよっぽど意思が固くないと続かないです。

そこで今回紹介するのは、普段の生活でしている家事や掃除への考え方、やり方を工夫をすることで、体力低下や筋力低下を予防する方法です。

運動どれくらいすればいいのか

まずは1日にする運動の量を考えます。

具体的な目標がないと達成感がないからです。

その際基準となるのが「メッツ」という単位です。

メッツは運動強度の単位で、安静時(寝ている状態)を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したものです。

年齢別の基準値

65歳以上の高齢者の身体活動(生活活動・運動)の基準では、

「強度を問わず、身体活動を10メッツ・時/週行う」

具体的には横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもよいので、身体活動を毎日40分行うということです。

出来れば、3 メッツ以上の運動を含めた身体活動に取り組み、身体活動量の維持・向上を目指すことが望ましいです。

メッツ一覧(出典:健康づくりのための身体活動基準2013)

計算例

<身体活動の計算例>

65歳の方が
【毎日犬の散歩を20分行い、週2回掃除機で20分掃除し、週1回立ち話を1時間する】

・1週間すべて:「犬の散歩(3.0メッツ)」を毎日20分=3メッツ×1/3時間×7(日)=7メッツ・時

・1週間のうち2日間:「掃除機での掃除(3.3メッツ)」を2日20分=3.3メッツ×1/3時間×2(日)=2.2メッツ・時

・1週間のうち1日間:「立ち話(1.8メッツ)」を1日60分=1.8メッツ×1時間×1(日)=1.8メッツ・時

1週間の合計:7メッツ・時+2.2メッツ・時+1.8メッツ・時=10.0メッツ・時→65歳以上の基準を達成!!

タモ
タモ
農業をしている高齢者が元気な理由も農作業のメッツが高い作業をしているからなんだ
後輩ちゃん
後輩ちゃん
農作業って7.8メッツもありますね!

農作業を毎日2時間するだけでも

・1週間すべて:「農作業(7.8メッツ)」を毎日2時間=7.8メッツ×2時間×7(日)=109.2メッツ・時にもなります。

後輩ちゃん
後輩ちゃん
基準の10倍ありますね・・・元気な人が多いのも納得です!

まずは自分が1週間やっている活動の把握を!

一度紙に1週間でやっている活動とやっている時間を全て書いてみることでやっている活動の見える化ができます。

あとはその活動のメッツを書いていくことで活動量の把握ができます。

やっている活動が少なくても時間を長くすれば活動量は増えていきます。

自粛生活に負けず、感染を予防し、健康で元気で乗り切っていきましょう!

 

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