訪問看護・リハログ

現場で活かせる会話テクニック!拡張話法を意識しよう!!

後輩ちゃん
後輩ちゃん
タモさん 私たちの仕事ってコミュニケーションが大事ですよね

タモ
タモ
急にどうしたの?

後輩ちゃん
後輩ちゃん
実は患者さんとなかなかうまく話せないんです・・・
タモさんはどうやっているんですか?

タモ
タモ
その人に合わせて話し方は変えたりはするけど
大事なのは「感嘆する・反復する・共感する・賞賛する・質問をする」だね
拡張話法って言うんだけど、せっかくだから今日はこれについて説明しよう

後輩ちゃん
後輩ちゃん
お願いします!

拡張話法

みなさんは会話でのコミュニケーションは得意でしょうか?

誰もが芸人のように自分のトークだけで相手を惹きつけらればいいのですが、それは難しいですよね。

そこで今回紹介する拡張話法は「相手が自分で自分の話を広げていく」というテクニックです。

コミュニケーションの上手な人が知っている三原則

三原則

原則1「人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である」

原則2「本来、誰もが自分の事を認めて欲しいし、自分のことを分かってほしいと熱望している」

原則3「人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」

拡張話法はこの原則に基づいて行うテクニックです。

拡張話法での会話の手順

拡張話法での会話に流れには順番があります。

「感嘆→反復→共感→称賛→質問」です。

1.感嘆

相手の話を聞いて感心して、ほめる

タモ
タモ
(相手の話に対しいて)
「へー♪」「ほー!」「えっー!」「そうなんですか!!」
みたいに感嘆詞をつけて感情を込めて相手に伝える

ポイントは2つ
①言葉の後に絵文字をつけるように感情を込めます

②感嘆詞を伸ばす「-」
「そうなんですか」と「そうなんですかー」では、伸ばした方が感情が乗りやすいです。

2.反復

相手の話を繰り返す

タモ
タモ
後輩ちゃんは好きな動物ってなにかな?

後輩ちゃん
後輩ちゃん
私、犬が大好きなんです

タモ
タモ
へー!犬が大好きなんだね♪

後輩ちゃん
後輩ちゃん
この間も犬を見にペットショップに行ってきたんです 

タモ
タモ
ペットショップは色々な犬がいるからいいね!

後輩ちゃん
後輩ちゃん
そうなんです!すっごくかわいいトイプードルがいてですね・・・

このように、相手の話を反復することで、相手は次の話をしやすくなります。

3.共感

相手の話の喜怒哀楽の感情に寄り添う

例えば
「わかります」「大変でしたね」「よかったですね」「つらかったですね」など、相手の感情に寄り添う表現です。

タモ
タモ
相手と同じ表情をしながら深く頷いたりするといいね

4.称賛

相手の話がすばらしいものであるとたたえる

「すごい!」「さすがだね♪」「素敵だね!」「かっこいいね!」など、その言葉に感情を乗せて相手の話を評価します。

5.質問

相手の話を中心に展開させていくためにその後をおいかけて聞く

「それで、それで?」「続きはどうなったの?」「もっと聞かせてよ!」「今は大丈夫ですか?」などの質問をします。

話の中のいいタイミングで質問が入ると相手の話がどんどんでてきます。

タモ
タモ
これで相手は無理なく自然に話をすることできる

最大の目的は相手の話を広げること

拡張話法の主役は「話している相手」で、こちらが「聞く側」であっても主導権はこちらであることを意識します。

タモ
タモ
人は基本的に自分のことを分かって欲しいって思ってるんだ

後輩ちゃん
後輩ちゃん
確かにそうですね!
この方法だと相手にも気分よく話してもらいやすいですね!!

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