看護小規模多機能型居宅介護って?
平成27年度に「複合サービス」から「看護小規模多機能型居宅介護」に名前が変わりました。略して「かんたき:看多機」と言います。
かんたきは在宅を支援するサービスです。
まだできてそれ程経っていないサービスですね。
かんたきのサービスは
1つの事業所が「通い」「宿泊」「訪問看護」「訪問介護」の4つのサービスをその利用者さまに柔軟に組み合わせることで、その方に会ったサービスを提供するものです。
かんたきの特徴
料金が月額定額制
かんたきの毎月の利用料金は要介護度ごとの月額定額制になっています。ただし、宿泊代や食費は使った分だけ別途必要になってきます。
1割負担 | 2割負担 | |
要介護1 | 12,612円 | 25,224円 |
要介護2 | 17,647円 | 35,294円 |
要介護3 | 24,807円 | 49,614円 |
要介護4 | 28,135円 | 56,270円 |
要介護5 | 31,825円 | 63,650円 |
宿泊費や食費は事業所ごとに違いますが、宿泊1回で2000~3000円程度、食事は1食500円前後が多いです。
月当たりの通所サービス、宿泊、訪問介護、訪問看護の利用回数にも上限はなく、各サービスの一日あたりの定員以内であれば何回でも利用が可能です。
臨機応変な対応が可能
定額制で利用回数の制限がないため、「家族が急に家を空ける必要があった際は、デイサービスから宿泊を利用して次の日に帰宅」「連絡がつかなくなってしまったので安否確認のために10分だけ訪問する」など、利用者の状況や環境、家族や本人の希望にあわせた柔軟な組み合わせが可顔なじみ
同じ事業所のスタッフが対応
サービスが1つの事業所で完結しているので、いつものスタッフや行き慣れた環境で過ごすことが出来るので安心感があります。
医療的な処置にも対応できる
主治医との連携・指示のもと、看護職員による医療処置をおこなうことができます。
少人数で行き届いた支援が可能
登録定員が最大で29名と少人数のため、利用者一人ひとりに合わせた支援を行うことができます。
1週間のプラン例
このようにデイサービスの時間を変えたり、デイサービス後にそのまま宿泊することもできます。かんたきなら必要な時間分で対応することができます。
サービスを利用する前の話し合いが大切
月額定額制なので利用制限は定員内ならないのですが、事業所の対応にも限界があります。そのため、サービス開始前に訪問サービス、通所サービス、宿泊サービスをどの程度使うかということを決める必要があります。
かんたきとは、利用できる定員があるサービスなのでその枠内で分け合って使うサービスだからです。
登録定員 | 通所サービス(1日) | 宿泊定員(1日) |
29名 | 18名 | 9名 |
訪問サービスには定員はありません。
さいごに
かんたきは医療的な支援が必要な方が住み慣れた地域、自宅で暮らしていく上で心強いサービスです。ただ、在宅介護前提のサービスになるので家族の方も支援も必要になります。