訪問看護・リハログ

訪問看護・リハビリへの緊急時の対応マニュアル

タモ
タモ
こんにちは タモです
後輩ちゃん
後輩ちゃん
こんにちは。タモさんの後輩の後輩ちゃんです
タモ
タモ
今回はお宅に訪問している時に急変した場合について紹介するね
後輩ちゃん
後輩ちゃん
訪問中って1人ですし、急変とかなったら慌てちゃいそうですね・・・

訪問中は基本一人!

訪問看護・リハビリのサービスは基本的に利用者様の家に一人で訪問することが多いです。

もし、1人で訪問中に何かあったら場合は対応をしないといけません。

人間は不測の事態になると、咄嗟に行動できなくなることがあります。

もし、急変したとしても手順をしっかり把握しておくと、落ち着いて行動することが出来ます。

緊急時のフローチャート

 

1.【意識があり、会話が出来る場合】

救急隊が到着するまでに確認すること
①意識・JCSレベルの確認
②バイタルサインの確認や測定(血圧・脈拍(不整脈の有無)・呼吸状態)
③外傷の有無の確認(痛みのある部位の問診・打撲や骨折の有無など)
④体位変換の必要性の確認(吐き気・嘔吐、呼吸が苦しい体位になっていないか、など)
⑤服薬の確認(誤薬、飲み忘れなど)
⑥排尿・排便の確認(排泄後のショックの可能性など)
⑦食事の確認(アレルギーの有無、電解質異常の可能性)
⑧脳神経検査(麻痺の確認)
⑨主治医と緊急連絡先の確認

2.【意識がない場合】

救急隊が到着するまでに確認すること
①意識・JCSレベルの確認
②バイタルサインの確認・測定(血圧・脈拍(不整脈の有無)・呼吸状態)
③外傷の有無の確認(痛みのある部位の問診・打撲や骨折の有無など)
④体位変換の必要性の確認(吐き気・嘔吐、呼吸が苦しい体位になっていないか、など)
⑤主治医と緊急連絡先の確認

3. 救急隊が到着してから行うこと

救急隊が到着したら、一安心してしまいますが、救急隊からの質問に答えないといけません。

救急隊へ伝えること

救急隊から質問への返答や補足で重要だと思うことは救急隊に伝えます。
できるだけ簡潔に正確に伝えます。

①利用者さんの状態説明
・バイタルサインやフィジカルアセスメント、問診など得られた情報や既往歴など重要なことを正確にそして簡潔に伝えます。

②かかりつけ医の説明
・受診している病院(何科を受診しているかなど)
・かかりつけの病院の電話番号

③家族情報など緊急連絡先を伝える

④自分の会社の名刺を渡す。
・所属や電話番号を伝える

4.救急隊から確認しておくこと

①搬送先の病院を確認しておく。

②会社や家族への報告をしておく。
利用者様の状況や搬送先の病院名など確認しておく

緊急時に慌てない為にも

訪問看護・リハビリは病院や施設で働くことと違い、急変時には、基本的に1人で対応することになります。

訪問看護・リハビリをする自信がないという人がいます。

理由として、利用者様が急変した場合にどうしたらいいか分からない、責任がとれない、怖いなどがあります。

確かにそれらの不安は常につきまといます。

私も訪問リハビリを5年程していますが、急変の場面に出くわしたことが2回程あります。

1度目はどうしたらいいか分からず、職場の看護師にすぐに連絡して判断を仰ぎました。

2度目は、1度目の対応よりは行動することができました。

それでも急変時の対応は慣れません。

日頃から急変時に備えて利用者様の状態を把握しておくことが大切です。

しかし、いくら準備をしても不測の事態への不安はあります。

その不安を少なくするためものが『緊急時のマニュアル』です。

基本となるマニュアルをしっかりと把握しておくことで緊急時の行動を取りやすくなります。

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