名刺交換は得意ですか?
訪問看護やリハビリの仕事をされている方は、名刺交換をする機会は多いと思います。
私の場合はもともと病院勤めから訪問リハビリの世界に来ました。
訪問リハビリでは、業務中内で利用者様、主治医、ケアマネ、ヘルパー、他事業者様などと名刺交換をする機会が沢山あります。
病院時代はまったく名刺交換をする機会というか名刺自体がありませんでした。
どのように名刺交換をしたら良いのか、とりあえず渡してしまい、所長の指導(怒られました・・・)を受けることになりました。
指導を受けた後、最初の頃は実際に渡す場面になっても緊張してしまい、手順を忘れてしまうこともありました。
上手く所属や名前を言えなかったり、かんだり、どもったりと上手くいかないことの方が多かったです。
場数を踏むことで緊張をしなくなり、名刺交換がスムーズに行えるようになりました。
今回は自分の復習を兼ねて整理していきます。
名刺交換のマナーについて
渡すときに気をつけること
①事前に出しやすいように名刺入れを用意する(財布やポケットから直接名刺を出さない)
②名刺交換は立ち上がった状態で行い、テーブル越しに行わない
③名刺の両端をしっかりと両手で持つ(名刺入れは名刺の下になるように持つ)
④相手も名刺を出している場合は、相手よりも低い位置で名刺を差し出す。
⑤「○○訪問看護ステーションの○○と申します」と社名を略さず、事業所名・肩書・フルネームを相手が聞き取りやすいようにゆっくり明瞭に言う
⑥焦らない
受け取るときに気をつけること
①必ず両手で受け取り、「頂戴します」と一言添える
②相手の名刺の社名やロゴ、氏名の上に指がかからないようにする
③受け取った後はすぐにしまったり机に置いたりせず、暫く眺める
④焦らない
名刺交換の意味
以上が基本的なマナーです。
今回は1体1の場合ですが、1体多の場合は若干やり方も変わります。しかし、そこまできちんとしないといけない業界でもありません。
ですが手順を踏まえることは大切ですし、自分に対しての印象も良くなるので意識はしながら名刺交換をすると良いと思います。
それよりも名刺交換は名刺を交換することが目的ではありません。
まず、名刺の意味を考えてください。
名刺には会社の名前、役職、自分の名前、勤務先住所、連絡先(会社の代表番号・FAX番号・メールアドレス)といった情報が記載されています。
名刺とは自分がその会社に所属している人間であることを証明してくれる会社の身分証明書といえます。
一枚の名刺により大まかに自分はどういう人物であるかを他人に知ってもらうことができます。
その名刺を相手に渡すという行為は、その後の話し合いや情報交換などにしっかりと活かしていく為に行います。
マナーの大切ですが
名刺交換の手順ばかりに気を取られてしまい、名刺交換が終わった後に気が抜けてしまうことがないようにしてください。
せっかく名刺交換がうまくいったのに
「相手の眼を見ずに、自信がないように下を向いて話をしてしまう」
「話のトーンが低くなったり、声が小さくなってしまう」 など、
話し方や態度次第で相手に与える印象が悪くなってしまっては勿体ないです。
私の経験上ですが、この医療・介護の分野では、それ程名刺効果の手順をマナー通りにスマートに行うことは重視されていないようにも見受けれられます。
それよりも笑顔で元気でハキハキと話しが出来る人の方が良い印象を与えられると思います。